P a i n .
僕が、生きたい…?
「そんなはずは「だってさ、」」
「だってさ、今こうして俺の話聞いてんじゃん。
本当に死にたいなら、こんな無駄話なんか聞かないさ。」
…なんなんだ、さっきからこいつは。
上から目線でイライラしてくる。
…僕の心を見透かされているようで、イライラしてくる。
黙り込んだ僕を見て、男はフッと笑った。
そして氷のように冷たく、鋭い瞳で、彼は言った。
「中途半端なままで、死ぬ道を簡単に選ぶな。」
それだけ言って、彼は屋上を後にした。
「中途半端、ねぇ…。」
確かに、そうなのかもしれないな。
自分の手首を見ながら、そう呟いた。
「…死ぬ意味、探してみるか。」
僕はニヤッと笑ってから、フェンスの向こうに戻った。
「絶対、死んでやる。」
こうして僕の、新しい課題が見つかったのだった…───