カラフルパラレル*引っ込み思案女子×イケメン人気者男子*
そこに、再び肩をポンと叩かれた。
「ふぁっ…」
後ろを振り向くと、紫頼ちゃんがいた。
「小路っ!おーはよ!」
「紫頼ちゃん!おはようっ」
「見てたよ~♪今日、言うんだね!」
ニヤニヤしながら言う紫頼ちゃん。
この顔は、面白がってるな。
「がんばれ、小路!」
そう言って、私の背中をトンと押してくれた。
「うん。ありがとう、紫頼ちゃん!」
そのおかげか、なんだか素直に言えそうな気がした。
うん。私、がんばる!