恋の魔法




「よし、戻ろ」

箸を洗い終わって戻ろうと歩き始めた時



「さーおりちゃんっ」


誰?


目の前にやってきたのは知らない男の子だった。けど、一目見たら忘れられないくらい整った顔立ちをしていた。



ミルクティー色の髪に星屑を集めたようなキラキラした目と形の良い唇…甘い顔立ちをしていた。



「…だっ誰?」



「あ~れ?俺のこと知らない?」


え…なになに
芸能人かなんか?



「知りません…」



「やっぱりなー、いつも愛しの玲君しか見てないからな」



そんな言葉を吐かれた時には
すでに隣に来ていた。


でもなんで?

玲君のこと知ってんの?





< 12 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop