恋の魔法
「地味子ちゃん一気に可愛くなったじゃな~い」
私は地味子ちゃんと覚えられてしまったらしい…
「まりやさんを信じて
良かったです」
あの時頷いてみた良かった。
「嬉しいわね。ところで地味子ちゃん、化粧したことないわよね」
「はい、今日が初めてです」
「じゃあ化粧の仕方今から教えるから覚えてよ?」
えーっ
「今からですか」
「そっ、今から」
そして、まりやさんから細かくメイクの仕方を1時間ほど教えてもらった。
「頑張ったわね」
「はい、もうクタクタです」
「あはは、じゃあ蘭君に変わった姿見せに行くわよ~」
まりやさんはニヤニヤしながら私を見てきた。
髪をさっと整えてもらって蘭が待ってる所に行くと、蘭はスースー息をたてながら眠っていた。
長く待たしちゃったもんな…