Voice



「もうこれだけ走ったら
大丈夫だね」



(はぁはぁ…)




優斗君は息も切らさずにそういった




…色んな所に傷があるけど


運動が苦手な私からするとキツい




それに…



(あんまり進んでないけど)



そう、あれだけ必死に走ったのに
移動距離はあまりなかった




すると目の前に
図書館があった




ここなら先輩達も分からない




ぎゅっぎゅっ



私は優斗君の手を引っ張って図書館へ入った






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