秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
「生まれる前からこんな気味の悪い声聞かされてちゃかわいそうにも思うだろ」
「生まれる前からおとおさんの毒舌聞いてたら性格悪くなっちゃいそう❤」
「……」
「……」
よし。勝ち。
「ほら乗りなさい」
「はーい」
あ…送ってくれるのは、あたし達をここまで連れてきてくれた人だ。
父様の知り合いだっけ。
よっこらと乗り込んでちらっとかっくんを見ると、もう普通の顔をしていた。
やっぱりこの人…こう、色々と持続しないよね。
怒りも一瞬で収まるし…。
根に持たないっていうの?
…まあ、特別な事態を除いてですけども。
「ねえところでどのくらいで野木さんのとこに?」
「十分もすりゃ着くよ」
わあ❤
なんだぁすぐじゃん!
あ…でもそっからか、長いのは…。
…んー…でも今はかっくんいるし。
まあ、いっか…。
「ねえねえかっくん、ぎゅうとかちゅうとか―ピー―とか―ピー―とかしてくれる?❤」
「ちょっと待て最後のおかしいだろΣ」
「ねえ真裕…私もいるんだよ…? おとおさんだよ…?」
……チッ。
「舌打ちされた!!Σ」