秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
「ねえ、かっくんはまおのこと、好き?」
「ん…ああ…。お前より好き」
「えー、それはないよ」
くすくすと笑いながらかっくんの顔を覗き込むと、目が合うより前に唇に感触があった。
「ぅん…っ、かっく…」
「…邪魔…」
「えっ…」
久々の熱いキスに酔いしれていると、胸元に握りしめていた手をスッと降ろされた。
「えちょっ…んっあ…」
あっという間に彼の手が胸元をまさぐり出して、驚いて声をあげかけた。
だけどそれも、キスによって妨げられて…。
「…んっもう!」
「…いてぇ」
心を鬼にしたあたしは、ぎゅむうっとかっくんの手の甲をつねった。
「……」
「……」
「…なにも抱かねぇよこんなとこで」
「分かんないよ? 我を失うかも」
「失うかΣ お前俺をなんだと思ってんだΣ」
「えーっ、失ってよー」
それほどまでにあたしに惚れこんでほしい❤
「…そういやいつ抱けるわけ?」
「……それは、いつ生まれるのかということですか?」
「おう」
…なにその聞き方。