秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
「……ほお。これがか」
「そっちはうさぎじゃないかな!?Σ」
なんだよ…何が違うんだよ。
ねずみもくまもうさぎも似たようなもんだろ。
「全然違うわマイダーリン。すべてにおいて違うわマイダーリン。共通点といえば哺乳類ってことくらいだわマイダーリン」
「それだけの共通点がありゃ十分だ」
「なら我々人類も似たようなもんですかΣ」
つーかこんな着ぐるみよりあっちのが要りようじゃねぇか?
「着ぐるみて!!Σ」
「これか? お前の言ってたベッド」
「え? …あ、そう! これこれ❤」
指を指すと飛びついてきた真裕。
ゆりかごみたいなベッドだった。
「これが絶対一個欲しい…❤」
「……じゃあこれと…まあ、着ぐるみくらい買ってくか?」
「だから着ぐるみてΣ……え!? いいの!」
「まああっちのでかいベッドとか…は、部屋を見てからだろ? このくらいのならいいよ」
「じゃーこれも❤メリーコースター」
「だから合体させるなΣ」
遊園地じゃねぇんだよ。
「これなに?」
「哺乳瓶?」
「いるの?」
「……さあ」
俺に聞かれても知らん。