秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
小物なんかはこのまま持って帰るので、かっくんが抱えていた。
ずっと見てたいのでちょうだいと言ったら、「ああ"?」とすげー剣幕で睨まれた。
その顔は語っていたさ。
「テメェが持ったらどうせすっ転ぶだろうがアア"!?」
…と。
「ねえねえお昼食べ行こうよ」
「もうそんな時間か」
ですよ。おなかすーいた。
「いいけど…」
「どこにしよう❤あたしもう結構なんでも食べれるよー! それにほら、つわりのときにあたしだいぶ痩せちゃったからね、もっと太って大丈夫だよって言われたの。今のうちに食べる!!」
「今のうちにってお前ね」
あ…。あっちの方行ったら、ご飯食べるとこいっぱいあるみたい。
「行こう~」
ぐいぐいかっくんの服を引っ張りながら、いい匂いのする方へつられるようにと足を向けた。
「おいこら。あんまり急ぐなよ」
「うん分かったー」
「分かってねぇだろ…ちゃんと前見…」
―どんっ
「あうっ」
「! まひ…」
「あっ…すいません!」