秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
「はあ?」
不思議そうに首を傾げるけど…当たり前だよね。
一人で行くことの虚しさったらなくない? 絶対。
「うへへー」
「…なんだその気持ちの悪い笑い方は…」
「嬉しくなったんだもん!」
ああ…もうあたし。
最近、唐突に幸せがこみあげてきてこらえきれなくなるのよ。
そうしたらとりあえず、かっくんにぎゅーってしがみついとくんだ。
―コンコン
「しつれーい」
「あらいやだ❤お取込み中❤」
「修平気色悪い。…まったく、早速これだよ君達は…」
「お前コラ、今何気なく言いおったな!?」
「あっ、りんりーん」
わはー❤
数日ぶりです…!
かっくんが目を覚ましてからというもの、あたしはこの部屋を出ていない。
個室だからトイレもシャワーも完備なのだ。
それに病院食だけど運ばれてくるしね。
『でもあたし…この光景、ずっと見たかった』
『あたしも…。なんか懐かしいわよ』
うふ…❤
あたしもっ。
「真裕やーい。おーい」