秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
ど、どっから出てきたりんりん。
まさかさっきの廊下からついてきてた?
こえーな。
あ、あのねーぇ?
お飲み物買いに行くくらいなんの問題が…。
「階段から落ちたらどうするの?」
「落ちないから!?Σ」
この人達、あたしをなんだと思ってんの!?
なんで転ぶとか落ちるとかの心配ばっかされてるんだろう…。
「そりゃ普段転び過ぎだからだろ」
「あっ、かっくん!」
「だから走らないの!」
「あ」
「え"」
「げっ…」
―ドッ…
……。
……。
…すみません。わたくしめが間違っておりました、はい。
皆さんのご心配いただく通りです。見事なまでに…。
「アホかお前はホントにもう…」
「だから言ったじゃない!」
…ね、お察しの通りですね。
姿を現したかっくんのもとに駆け寄ったあたしは、まるで当然のようにすっ転び。
まだまともに歩くこともままならないダーリンにキャッチされたわけである。
「ごめんにゃしゃい…」
「ったく…」