秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*

「ああ…本当ごめんね」


まだぺったんこのお腹をさすりさすり謝った。


「こんなわたしに似ちゃダメですよ。おとおさんにそっっっくりの男の子におなり。…あ、でも性格は絶対似ちゃダメよ。一欠けらも」


「どういう意味だコラ」


「…だってさ、あなたみたいな男の子をこれ以上世間に増やすわけにはいきませんて」


「……」


「まおそれ最高」


そりゃあさ?

見た目はもうヤバいくらいに素敵ですよ?

これが絵とか物とかだったら、きっと値段つかないくらいの価値があるだろうなーってくらい!

もう二十四時間三百六十五日ずーっと見つめてたいし、「愛してるぜ、真裕」とかなんとか愛の言葉も囁いてほしいし、素敵すぎるその唇であま~いキスもしてほしいけど!

あの口の悪さ? 冷酷なまでの斬り捨て?

あれもうほんとにやめようか。

本当は冷たい人なんじゃないかしらって思うくらいだわよ。


「…そう思ってるようには到底見えないけどね」


「えっ!? そうかしらっ!?」


「そう思ってる人はきっと、まして人前で抱きついて離れなかったりはしない」


「そんなことないと思うナ❤」


きっとみんなそうだわよ。

愛する旦那さま(もしくは彼氏)とは四六時中一緒にいたいって思うわ…❤

ところかまわずちゅうしたいって思うわ…❤


「思わない!Σ少なくともあたしは思わない!」


「りんりんたらかわいそう…。…さ、かっくんお部屋にもどろ」


「もうフラフラどっか行くなよ」


「はーい」


「ちょとっ! 待ちなさいよ! かわいそうてなに!?」


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