秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
けろりと笑って、かっくんの首に腕を回した。
「ホントよ。イチャつきながらする会話じゃなかったわ」
「俺まおたんが怖いっ」
「まおちゃん実はあんな感じだと思うよ」
「あらやだ失礼ねー蓮くんたら。まおはいたいけでか弱い女の子っ(母親になるべく修行中っ)」
「いたいけでか弱い女の子は、人を脅したりしないって知ってた?」
「…! 知らなかった…!」
今度からもうしない…!
パーティーで男に絡まれても「覚悟するがいいわ。あなたのお家、潰して差し上げてよ」…なんて言ったりしない…!
さらに本当に潰して「きゃっきゃっきゃ! ざまみろへんたーいっ」…って喜んだりもしない…!
…うん…!
「それはしろ。俺が許す」
「えっ❤本当?」
かっくんの許可が下りた。する❤
「…藤峰家には逆らわないほうがいいわねホント」
「そらそやろ…。世界の藤峰やで? こうして普通に話とんのからしてまず奇跡や」
あれ…そういえばりんりん達は、なんで来たのかな?
しかも三人そろって…。
あたしがそう思ったと同時に、蓮くんも用事を思い出したようだった。
「そうだ、まおちゃん。…あ、あと楓くんも」
「ついで!?Σかっくんついで!?」
「僕ら明後日日本に帰るよ」
「え、ダメ」
「即答!?Σしかも予想してないまさかの禁止!」