秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*

「動いてたのよ。心臓の音も聞こえたの!」


そう報告してくる真裕は本当に嬉しそうで。

思わず手を伸ばしそうになった。


「いしょ…」


「……って…」


「よっ」


「あーおいおい、危なっかしいな」


「あ、ありがとーシュン」


「……」


…なにを普通に乗っかってきてんだこいつ。

しかもシュンはシュンでなぜ手助けをする。


「で? どれだって?」


「これこれ。この白いのんだって」


「これか? へえ…これが人間になんのか」


「そおだよ(だぶん)」


…たぶん?


「前にもらったときはね、家で見たらもう分かんなかったの。大きくなってるんだねー❤」


またも嬉しそうな表情をする真裕は、ゴロゴロと甘える猫のようにすり寄ってきた。

なんでこうも可愛いんだろうか…。


「うーんしかし、お買い物行くにしてもどんなん買おうか? 男の子か女の子か分かんないしなー…」


「黄色とか、どっちでもいける色買っときゃいいんでねェの」


「おー……シュン頭いい!」


「思いつけ。それくらい」


「…それに対してかっくん冷たいっ。……きゃは~っ❤でもそれがマイダーリン❤」


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