秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*

わあぁあぁぁん!

自覚した途端痛い(気がする)ー!


「こら暴れるな! 痛くないから落ち着いてみろ、な?」


「うえーっ」


「まお、お腹の赤ちゃんがつらいわよっ」



―ぴたっ



「これのおかげで気持ち悪いの治ったのよ(たぶん)。あのまんまだったらまおだけじゃなくて赤ちゃんもつらかったのよ(たぶん)。つわりを落ち着かせる点滴なんだから(知らないけど)大丈夫なのっ」


「…う…うん…」


……なぜだろう。

なんかすごく曖昧で…すごく説得力がないような気がするけど。

…気のせい?


「そうそう。あたし達もう空港に行くのよ。だから挨拶しようと思って」


ぽんっと手を叩いて思い出したように言うりんりん。

ついに帰っちゃうそうだ。


「そっかー…ごめんね見送りできなくて」


「バカねーなに言ってるの。お母さん❤なんだから」


「やーもうその響きいいっ❤」


ああ…そうよね。

二年後くらいにはもう「ママ」とか呼ばれてるんだよね…!

もう…! 想像しただけで感動…!


「…僕、まおちゃんが琥珀達を飼ったときからこの子絶対親バカになるって思ってた」


「右に同じ」


「さらに同じ」


「……俺も」


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