秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*
「あの…つかぬことをお伺いしますが、マイダーリン」
「ああん?」
…どこのヤンキーだよ。
「What time is it now?」
「…えらく流暢だな」
いや…動揺ってやつ!?
動揺し過ぎてもうなに言っていいか分かんなくなったっていうかっ。
「七時だけど…それがなに? なんでそんな動揺する必要があるわけ」
「……まその必要はないけどね?」
「……」
ただちょっと、思ってたより時間が経ってたんでね。
夜だとは思わなかったんでね。
「えー目超覚めてんだけど」
「そうだろうな」
今日ほとんど寝てたし…でもまだ寝れるけど…。
よっこらしょとベッドから降りてみたら、突然起きたせいで少しくらっとはしたものの、それだけだった。
「かっくん…! あたし全快…!」
「どこが」
「……」
なぜそう身も蓋もない日本刀で斬り捨てるかのような一言を。
しかも無表情なあたりがさらに怖い。
「顔色はあんまよくないから、無理して動くな?」
「はーい…」
かっくんてやっぱ過保護…。