白と黒、
第二章
一人。
夏休みも終わり、新学期が始まった。
あたしは一人だ……。
ただ一人の友達と思っていた子
奈子はあまり自分を主張しない。
だから本当は仲良くしたくない、あんどぅーと仲良くしているのだ。
はっきり言うと、あんどぅーは嫌われている。
クラスの男子からも女子からも。
そう。
あたしは奈子という友を奪われたのだ。
だから休み時間も一人。
移動授業の時も一人。
こんな屈辱堪えられる?