堕ちても君と
「お前がアレン様を苦手とする気持ちは分かるが、今は緊急事態だ。行くぞ」






目の前の悪魔が地面を蹴って飛び立った。







それに続いてルカという悪魔も飛び立とうとするが…






「馬鹿か。お前がアイツを連れて来ないでどうする」







頭を小突かれ、ルカが苦虫を噛み潰した様な顔をする。







「うぇえっ!?俺かよ!!?」






そして、暫くの沈黙の後ツカツカと私に近寄り…







「来い」







そう言ってルカが私の手を取ろうとする。
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