堕ちても君と



「ねぇミルクル。この花、とてもお美味しそうだと思いません?」





目の前にいる天使が私に悪魔の微笑みを向けた。





その笑顔を見つめながら考えてみる。







この方に逆らえばどうなるだろうか。






羽を傷つけられる?







いいえ、きっと天界を追放されるわ。







「私が食べてみましょうか?」






全てをわかっている私は不敵に笑ってみせる。






この花は、危険な物。







それも全て承知の上で私は笑う。
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