堕ちても君と
「あの、魔界に聖域はありますか?」
ベッドに再び腰掛けた私がアレンに問えば、彼は呆れ顔で答える。
「在るわけないだろう。ここは天界とは正反対の位置にある魔界だ。その2つの場所を結ぶ物等、本来はある筈がないのだが…」
そう、それでも私はここにいる。
あの白い花は何だったのだろう…
コンコンッ
「失礼致します」
突然のノックに、私は身を固くした。
女性の声のようだけど…。
ベッドに再び腰掛けた私がアレンに問えば、彼は呆れ顔で答える。
「在るわけないだろう。ここは天界とは正反対の位置にある魔界だ。その2つの場所を結ぶ物等、本来はある筈がないのだが…」
そう、それでも私はここにいる。
あの白い花は何だったのだろう…
コンコンッ
「失礼致します」
突然のノックに、私は身を固くした。
女性の声のようだけど…。