堕ちても君と
私の瞳から流れだす涙。





そしてそれはゆっくりと頬を伝い、地面へ…






しゅわっ






「えっ!?」






涙が零れた場所が一瞬で浄化され、芽が生え始める。







それに驚き慌てた私は、立ち上がり飛び立とうとした。







…が。







「何で!?何で飛べないの!!?」







いくら力を入れても、私の羽は一向に広がらなかった。






ただの飾りと化した羽。





涙の浄化作用。







ここは…
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