堕ちても君と
少し距離が出来たものの、金髪が目立ってしまい闇に紛れることも出来ない。






このまま野獣に殺される運命なのかと絶望しかけた時…







「そこの奴、止まれ」







低い声が聞こえ、顔を上げるとそこには悪魔がいた。






爪のついた黒い羽、赤い瞳、少年のような中性的な顔に黒い衣服。






赤い瞳に睨まれると、私は身震いがした。








「わ…私…」







天使であることを告げようとするが、言葉が上手く出てこない。
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