今夜月の下で【短編】
俺は浴室のドアの方を振り向いた。
ちゃんと閉めなかったんだろうか。
少し隙間があいていた。
「何だよ。
面倒くせぇ。」
俺は気にせずにそのままお気に入りの入浴剤を入れて、鼻唄を歌った。
また誰かにじっと見られているとも気づかずに。
ちゃんと閉めなかったんだろうか。
少し隙間があいていた。
「何だよ。
面倒くせぇ。」
俺は気にせずにそのままお気に入りの入浴剤を入れて、鼻唄を歌った。
また誰かにじっと見られているとも気づかずに。