【BL】voice!


トイレの中に入ると洗面器のところに滝沢くんは居た



「東雲さん…?」



俺の気配に気づいたのか滝沢くんが振り向いた



「ねえ、滝沢くん……俺には話せないこと?」



滝沢くんは少し目を泳がしてから頷いた



「…俺のこと嫌い?」



そう言うと凄い勢いでブンブンと首を振った



「そんなわけないです!!」



「じゃあ…なんで言ってくれないの?…俺じゃ頼りない?」



「俺、東雲さんのこと尊敬してるんですよ!!」



じゃあ何で…?







< 52 / 76 >

この作品をシェア

pagetop