王子様たちのお姫様!?
あの時、会ってしまったから。



俺は、忘れられない。



今さら後戻りできないから…。



幸いあいつは、気付いてないみたいだし。



このまま、平和に過ぎてくれることを願おう。



俺の「初めて」だったから。



まぁ、向こうが何回目かは知らないけど…。



「山下先生いらっしゃいますか??」



職員室に誰かが来た。



「俺だけど??どうした??」


見たことない顔。



てか、今日きたばっかだからほとんど知らないけど…。



「あの俺、今日から転校する予定だった伊藤っていいます。でも、遅れてしまって今着いたんです。」



は??


もう、放課後なんだけど??


でも、今日2時間しかなかったからか…。



「なんで、遅れた??」




俺を呼んだってことは、俺のクラスか。



「痴漢にあってる子を助けたら、こんな時間に…。」


「学校に連絡いれなかったのか??」



そんな話聞いてないし。



「はい。朝すぐにいれました。校長先生がでたんですけど??」




マヂ!?



「ちょっと、待ってろ。」


俺は、校長のところに行った。



「校長、伊藤ってゆう男子が今登校したんですが…「あっ、そうだった!」


そこで急に思い出したように



「ごめんなさい山下先生。私、すっかり忘れてて。」


あっ、マヂですか…



俺は、それから伊藤にホームルームで話した内容の事を話して、俺の教師1日目は終わった。
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