王子様たちのお姫様!?
ガチャッ



「久しぶり。」



そこにいたのは



「拓海??」



幼なじみ…。



「見れば分かるでしょ??」


ハハッて笑って拓海は、言った。



「うわっ、なんで泣くんだよ!!ちょっ、えっ!?」



久しぶりすぎて嬉しくて涙が出てきた。



目頭が熱い。



「うっ、だってすごい…ひっく、久しぶりっ…だからっ!!」



拓海は、顔を真っ赤にしてあたふたしていた。



「と、とりあえず中入っていい??」



「うん。」



拓海と会うのは、4年ぶり。



中学に入るまでは、生まれた時からずーっと一緒だった。



でも、拓海が中学にあがるときにお父さんの仕事で引越しちゃって…



「俺、こっちに戻ってきたから。」



「え??ほんとっ!?おじさんも??」



「ううん。1人で。だから1人暮らしデビュー!!」



ってことは、高校はもしかして



「南野高??」




「そうだよ。クラスも一緒だと思うよ??今日は、遅刻しちゃったけど…。」



また、目頭が熱くなった。


「また、一緒だね!!」



「うん。って、泣くなよっ!!俺だって嬉しくて泣きそうだっつの!!」



アハハッ



2人で笑ってまたいけるんだ!!
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