王子様たちのお姫様!?
〜晴希ver.〜



「さいあく…。」



そして、恥ずかしすぎる。


何言ってんだろ…



最後にやっと話せたと思ったら自然とあんなこと言ってた。



「はぁ…。」



「何さっきからため息ばっか付いてんだよ??俺なんか金本先輩に連れてかれたと思ったら1人でかえされたし…。」



皆川がベッドから起き上がって言った。



帰ってきたら皆川が家の前にいたから今、2人で僕の部屋にいる。



「ああ、それはお疲れ。まっ、今日しかチャンスない訳じゃないしいんじゃん??」



てか、僕のベッドでくつろぐなし…



「ホントにお前がうらやましいよ。川崎先輩と仲良くてさ。」



「仲良いのかなー??まともに会話もできないのに。」


川崎先輩と2人になると緊張して話せなくなる。



何か聞かれても「うん。」しか言えない。



「佐藤って川崎先輩の前でキャラ変わるよな。」



「あぁ、確かに。キャラ変わるっていうか緊張してるからなのかな…」



いつもと違う自分に正直戸惑う。



川崎先輩といると幼かったときの自分に返ったみたいで。
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