王子様たちのお姫様!?
「好き…かもな。」




「かもってなんだよ??ハハッ。はっきりしねーな。」


僕はもしかして、これが恋なのかって思い始めてた。


でも、分からない。



どんなに考えても出てくるのは、川崎先輩が笑顔になると嬉しくなることとか、一緒にいれることが幸せっていうこと。



「僕も分からない。好きってどうゆうもんなのか。こんなに壊れやすくて儚いものが恋なのかなって思う。」




「まてまてっ、お前頭いいから言ってることがムズい!!バカに分かるように言えよ。」



僕の言葉を皆川が遮った。


そんな難しいこと言ったかな??



「だから、好きって感情の境目が分かんないだよっ!!先輩としてと恋愛対象としての。」



『恋』



こんなにもしてみたいって思ったのは、初めてだ。



よく分からないのに川崎先輩となら。



きっと。
< 19 / 35 >

この作品をシェア

pagetop