【短編】それでも秘密☆
「だからー!リョウ!田中リョウ!」


「名前は分かったけど…何用??」


ツンケン態度で答える。


「ユカリ!俺の彼女になって。」


はぁ~?!


何言ってんだこいつ!!


「意味が…よくわかりませんが…」


冷静を装うには敬語が一番だ。


「俺、ユカリの事好きなの。だから、付き合って!」


明らかに尻尾振ってる犬と一緒…。



「無理…」


それだけ言うとあたしは教室に入った。



追いかけてもこないし、冗談だったのかと思っていた。



けど、次の日からあたしはリョウに振り回されることになる。


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