【短編】それでも秘密☆
パンと紙パックのジュースを買って食堂を出た。


「ユカリ待ってぇ!」

すっかりリョウの事を忘れていた。


「ごめん、すっかり…」


「いいよ。早く行こっ♪」


リョウはニコニコ顔で横を歩く。


可愛い顔…。


ヤバい…!!

身だけじゃなくて、心まで振り回されそう…。


もう!!

イライラする~!!


「どしたの?」

リョウはあたしの顔を覗き込んだ。



あたし、絶対顔赤いしっ!!


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