【短編】それでも秘密☆

一年前



『話があるから、ちょっと出れない?』


親友のサクラからの呼び出し。


何事かと思いながら待ち合わせ場所に急いで向かう。



指定された場所は近くの海。


砂浜がどこまでも続いていて、月明りで水平線がよく見える。


星が、降り注いできそうに綺麗に輝いていた。


「ごめん!待った?」

「いや、今来たとこだよ。」


「良かったぁ。」


そう言いながら、サクラは よいしょ っとあたしの隣りに座った。

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