【短編】それでも秘密☆
「男とか切れたことないし、体だけとかもあったし…。今はないけど…」


リョウは相槌をうつ。

「だから…あたしの過去は汚れてるから…リョウにはあたしは合わないって思ってた。」

ヤバい…


涙出そうだ…。


「…あたしの中に勝手に土足で入って来て、あたしの事…身も心も振り回して、なんだよこいつって戸惑ったりしたけど…気付いたら…リョウが好きになってた…。」


目に溜まっていたあたしの涙は、瞬きによって流れ出した。


「あたしの過去を知ったら…絶対引くって分かってた。」


「ユカリ…」


「だから…スッキリしたくて、…ごめん…聞いてくれてありがと…」



あたし、涙を流しながらでも今笑えてるょね?




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