【短編】それでも秘密☆
「だってユカリ…スパイダーマンみたいなんだもん!」


「…スーパーマンでよくね?」


“あっそっか?!”と頭をポリポリ掻いてリョウを可愛いって思った。


「学校で、ルリちゃんがユカリの名前をよんだの聞いて、やっとユカリを見つけた。」


“運命かな…”



リョウ…


あんたがあたしのスーパーマンだよ…。



こんなにも幸せな気分になる。


心のモヤモヤが一気に無くなったよ。



「ユカリ…、俺、男としては弱々しいかもしんねぇけど、なんかあったら俺がお前を守るから。」


リョウはあたしの目を真直ぐ見つめて言った。



< 44 / 57 >

この作品をシェア

pagetop