【短編】それでも秘密☆
「俺、全くサクラさんの事知らなくて、コンビニでよく会ってたことも分かんなかった。」


こんなことってある…?


「好きな子とか居なかったんだけど、全然知らない子だったから断っちゃったんだよね。」

リョウが俯いた。


「サクラ…リョウが好きだったんだ…。」


次第に、自分の心臓がドキドキと嫌な動きをしだした。



「友達にサクラさんの事聞いたら、知ってる人がいて、教えてもらった。」


「ひいた…?」


「ひくわけないじゃん。そうなんだぁって感じだった。」



サクラ…


まさか、同じ人を好きになるなんてね…。



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