【短編】それでも秘密☆
「亡くなったってことも、追悼の流しがあるって言うのも友達から聞いてて、そんときだよ、ユカリを見たのは。」


「サクラのことは友達に聞いたのに…あたしの事は聞かなかったの?」


だって…サクラを知ってるなら、その友達はあたしの事も絶対知ってるはず…。


「ユカリのことはね…自分一人でなんとかしたくて…わざと聞かなかった。」


リョウの言葉に、あたしの心臓はチクっと痛んだ。


そして、リョウはあたしの目を真っ直ぐ見て
「そのくらい、本気だったんだよ。」



って言ってくれたんだ。




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