杭を抜きに来た。
「ナ………ト」

「…………リト」

「ナ……リト」

「ナリト!!」

「おい!起きろよ!ナリト!」

はっ!目が覚めると、目の前には親友の太一が立っていた。

(太一)「いつまで寝てんだよ!」

(俺)「えっ!」

俺は訳が分からなかった。
(太一)「お前授業中ずーっと寝てたぞ!」

(太一)「まるで死んでるみたいに(笑)」

太一は笑いながらそう話す
確かに俺は死んだはずじゃ?!

(俺)「ここは学校?今は何年?」

(太一)「はっ?寝ぼけてないで早く学食いくぞ!」
どうやら昼休みらしい。

俺は状況の整理をするためにとりあえずこう言った。(俺)「今日はお腹の調子悪いから、俺はいいや!」
(太一)「じゃあしかたないか、行ってくるわ!」

太一は学食に走っていった
俺は色々整理していた。確かに俺は自殺して……で目が覚めたら学校?

高校生?

時間をさかのぼっている?
そうだとしたら、俺は嬉しいけど……

とりあえず慣れるまで普通にしておこう。

たしかこの高校は《英高第一高校》と言って、結局偏差値の高い高校だ。

スポーツには特に力を入れていて、頭の良くない俺と太一は、バスケットの推薦で入学できた。 

色々思い出しながら、現実を受け止めて、一週間がたった。
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