名前も忘れてしまった
▼第1章
貴方と私
優妃side
「なぁ今日カラオケ行きたい、秋夜!」
「えー今日は私達と行くんだよね~秋夜?」
男子にも女子にも人気者のあの人。
いつも皆の中心にいて
「俺、今日用事あっから無理!」
「連れねぇ~な。」
「……また今度な?」
「仕方ないなぁ、もう。」
「ごめんごめん。」
あの人の言うことには皆同意して
だからってあの人が天狗になってるってわけじゃない。
優しいし、面倒見が良い。