とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう
王道が教卓を叩いた音でビックリして、机についていた肘がズルッとズレた。
私、マヌケな格好だわ(笑)
でもみんなポカーンと呆けて動かないから
空気読んで動かないでいる。
そして王道はまだ説教中。
「そこそこ偏差値も良い学校だし、落ち着いてる人らが多いと思えば…」
うん、落ち着きないよね。
みんな不良を信仰しちゃってるしね。
一歩学校から出りゃ
信仰の対象から
社会のゴミだからね。
でもさ、それは王道ちゃんよ。
君にも当てはまるんだよね。
「………ん?」
なんか王道ちゃんが近づいてくる。
え、何故に。
カツカツと小気味よい音を立てて歩き、私の横の席に座る。
うわぁーお。
最悪だわ。