恋の方程式
それからは美音さんと龍哉さんの質問攻め・・・。


空がちょっとかわいそうなくらいの勢いだった。


「佐々木、龍哉、空君が困ってるぞ」


間にはやっぱりパパが入る。



「えー。隆樹つまんねー」



「つまんなくない」



「だってかわいい娘の彼氏だぞ?」



「いまどき娘の彼氏をいじめるとかはやんねーだろ」



「えー?俺だったら一発ぶんなぐるけど・・・」



「おいおい。怖いこと言うなよ。空君、そんなことしないから安心していいよ。小春のことも君にだったら頼めそうだしね」



以外にあっさり空のことを認めてくれたパパ。


「はい。小春さんの事大切にします」



空・・・・。



だけど私はやっぱりバカだから、そのとき徠の顔を見てしまったんだ。



徠は私たちを見て嬉しそうに微笑んでいた。



ズキン。今までで一番ひどい胸の痛みが襲ってきた。



「あの、今日はごちそうになりました。とてもおいしかったです。でわ、今日はこれで失礼させていただきます」



「あぁ。またいつでも遊びにおいで」



「おじゃましました」



空・・・。助けて・・・・。



胸の痛みがひどくなってきて空を見ると空は



「おいで」

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