恋の方程式
「そんなこと言われても気になっちゃうんですけど」
「お?それはよかった」
なんだろう。空といるとペースが乱れる。
「だから、小春のことちゃんと守るよ。でも、そのためには知らないといけない。小春のこと。小春の抱えていること。言いたくなかったらいいけど、なにがあったのか教えて?」
ほら、乱される。
言うつもりなんてないのに
「幼馴染がいるの。年上の。徠っていうんだけど・・・」
話してしまう。
すべて話し終えた私に、空は
「本当は待つつもりだったけど、前言撤回。早く俺のものになって」
そう言った。
「なんでそうなるの?私は徠が忘れられなくて辛いのに」
「だから、俺を好きになればいい。好きじゃなくても利用すればいい。徠ってやつのこと考えなくてもいいくらいに、俺のこと考えて?」
そんなことできない。
そう言いたいのに、言葉が出ない。
「私、昨日よりは辛くないよ?だって空がいてくれるもん。私、空のこと好きになってもいいの?」
私は卑怯だ。優しい空を利用して、最後にはきっと傷つける。
だけど今、空と離れたくないと思った。
まだ、徠のことが好きなのに。
「お?それはよかった」
なんだろう。空といるとペースが乱れる。
「だから、小春のことちゃんと守るよ。でも、そのためには知らないといけない。小春のこと。小春の抱えていること。言いたくなかったらいいけど、なにがあったのか教えて?」
ほら、乱される。
言うつもりなんてないのに
「幼馴染がいるの。年上の。徠っていうんだけど・・・」
話してしまう。
すべて話し終えた私に、空は
「本当は待つつもりだったけど、前言撤回。早く俺のものになって」
そう言った。
「なんでそうなるの?私は徠が忘れられなくて辛いのに」
「だから、俺を好きになればいい。好きじゃなくても利用すればいい。徠ってやつのこと考えなくてもいいくらいに、俺のこと考えて?」
そんなことできない。
そう言いたいのに、言葉が出ない。
「私、昨日よりは辛くないよ?だって空がいてくれるもん。私、空のこと好きになってもいいの?」
私は卑怯だ。優しい空を利用して、最後にはきっと傷つける。
だけど今、空と離れたくないと思った。
まだ、徠のことが好きなのに。