野球帽にきゅん!
*高校*
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「…いってきます」
重たい脚を無理に動かしのそのそと動く。
「もう!ちょっとピンと胸張って!!」
ママの声がうるさすぎて耳に響く
「…ッ!いってきます!」
思いっきり胸を張って大きな声を出して
あたしは外へ出た。
「はぁ。」
今日で何回目だろう。
ため息って何回ついてもでてくるなあ…
そんなことをおもいながらもついたのが、
受験で受けた高校。
正確にいえば「受けさせられた高校」
だって、本当はもっとレベルが高いところが良かったのに…。
ママの勝手な希望で勝手に受験させられて…
結局受かってしまったこの高校
「はぁ…」
とぼとぼと歩いてると背が多き人にぶつかった
「きゃ!」
どさっと倒れる
「ごめんね!大丈夫!?!?」
あまりにもムカつく出来事だったので
あたしはむすっとした。
「…大丈夫なんで。」
なんであたしがこんな高校にいかなきゃいけないの?
ますます思う瞬間だった