野球帽にきゅん!

「えっと…クラス表は…」


うろうろ探していると後ろから声が聞こえた


「あそこをみぎにまがったところだよ。」


優しい大人っぽい声がした


振り返るとにこやかな男の人。


短髪で黒髪…。


ものすごくかっこいい人だった


「あ、ありがとうございます…!!」


「ふふ。どういたしまして

2年の野々村爽大。」


「あ、あたしは新入生…の、三浦沙綾です」


ペコっとおじぎをすると


野々村…先輩はにこっと微笑んだ。


「よろしくね。さあやちゃん
じゃあ入学式でね。」



「ッはい!」


ああ、


神様。

あたしをこの高校へ行かせたのは野々村先輩と出会うためだったんですね…!



「よろしくね。さあやちゃん。」


先輩のあの低めの声が頭に残っていた。


「野々村…爽大先輩…。」


それがすべての始まりだった。


「!そうクラス表!!!」


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