好きな人は、
「伝わった?」
「…伝わりました」
長い長いキスのあと、彼のニヒルな笑顔の質問に頭を掻きながら答えると
先輩は優しく、柔らかく笑った。
ふとした瞬間、優しく笑う。
この笑顔がとてつもなく好きだ。
神様、やっぱり願い事変更です。
これから一生、わたしの隣に三木先輩を置いてください。
時間よ5秒だけ止まれ:end
「ところで、さっきキスしてくれたら死ねるって言ってたけど」
「え」
「丁度線路があるけど」
「ちょ、危ない…」