私の小さな世界。




「いちち…」


屈むと痛い…。

思わずその場にひざまづく。


「梓誰に土下座してんの?」


望が隣に来てボールを拾う。


「違う違う…痛い…」


「あぁ…ι俺も」


望もふらつきながら立ち上がる。

と真後ろでドテン!と音がした。


「いてぇ!!」


加藤が転んでいた。


「大丈夫!?加藤」


「珍しいな夕夜が転ぶなんて」

「いやさ…ボールを踏まないようにしてたらバランス崩して…」

「筋肉痛だから上手く体勢を直せなかったの?」


うちは思ったことを言った。


「当たり!ww」


加藤は笑いながら立ち上がった。




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