私の小さな世界。




こうして日は流れ、体育祭当日になった。


この期間で加藤とよく話すようになった。


何かと気が合うのだ。


何をしていても同じことを考えていたりする。



なんか、雪奈みたいな感じ。


どうしてだろ。

なんとなく、目が離せない……。



「梓!応援するよ!?あいつら障害物走だから」

「うん!」


加藤が走っている姿を見て、何となく不思議な気持ちになっているのがわかった。



「あっ、加藤1番♪」

「夕夜ーッ!!!」


クラスのみんなが叫ぶ。


それに応えるように加藤は笑顔で手を振った。




< 18 / 30 >

この作品をシェア

pagetop