私の小さな世界。




「なにこれ!?」

佐野が言い出した。

「わからないのか!?この天才的な絵が!」



そんなやり取りから水城、俺と回ってきた。


(なんだこれ!!)

俺は駱駝を書いたはず。


これは…次がマスク…。


………だるま!!?
なんだよこれ…原形がわからない…笑


そして水城の靴が上手い!!




チャイムが鳴る頃には、ルーズリーフが半分びっちり埋まる量まで進んでいた。


「明日もやるぞ!」

望はペンを回しながら言った。

「次は向き逆にしようかww」


佐野が無表情に言う。


「なっ!」




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