もし、君に好きと言ったら。
「鈴ちゃん?」










「あ、そろそろ帰ろうか」










私はそういってトイレを出た。












向こうのほうから、中石とその友達が楽しそうに話しながらこっちに歩いてくる。












私は友達となにごともないかのように













中石とすれ違った。













こんなの、最近じゃ普通じゃん。














すれ違っても、あいさつもしない。













話さない。















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