輝り道‐ヒカリミチ‐

遅刻



「あ~。やっと着いたぁ。やった!まだ終わってないな♪」

――ガラッ

「あ、松村さ~ん、遅刻すぎやで~!寝坊やんな?」

…先生、よくお分かりで。
「…はい、昨日よく寝れなくて…」
「じゃあ、わかってると思うけど…。後で職員室来てなぁ♪」
「うう゛…。はい…」
ルナルナは
にっこり笑うと
私を席につかせた

「んと、では~委員を決めたいと思いまぁす♪」
と言って
委員決めをしだした

―――――

「男女ともクラス委員が決まらないんだけど…。松村さん、やってもらってい?ってか、遅刻したんだから~拒否権なしだけど。」

げげ!!!
な~ん~で~???

「いいやんなぁ?松村さぁん?それと~、男子は…同じく遅刻者、水野君、よろしくね!」

はぁ~
とことん嫌なヤツだ~


「え~!!無理無理!やったことね~もん!」

「大丈夫、大丈夫!失敗しても誰も怒らないわよ~♪」

「そういう問題じゃねぇ!」

「はは!じゃあ、席替えしたいと思いまぁす♪」

ううわ…
笑い事じゃないでしょう…

でも
席替えかぁ♪
あぁ~
陽樹が同じクラスだったらよかったのになぁ~

< 13 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop