輝り道‐ヒカリミチ‐
壊れた日々
私の壊れた日々が始まる…
――――――――
さっさと用意を済ませて
コンビニへと急ぐ
「ちょっと間に合わないかも~」
「あれ…」
琴理はまだ
来てないみたいだった…
「おかしいなぁ…。琴理遅刻しない子なのになぁ…」
――♪~
「わっ!!」
ケータイが鳴った
「琴理かな…?」
電話に出ると
『あ、もしも~し!水紅やで♪琴ちゃんに番号聞いちゃってん!あ、今さ、奈々緒っち、コンビニの前おるん?』
どうして水紅から
電話かけてくんのよ。
でもとりあえず
「…うん、そう」
って言った
『琴ちゃんもう学校来てんで~!!奈々緒っちもおいでやっ!話するんやろ??』
…確かに、
琴理に
明日、ちゃんと話するから
って言ったけど
ってか
どうして
学校にいんのよ?!
『無視かぁ~?(笑)』
電話越しに
笑い声が聞こえる…
…琴理の笑い声も!!
「……った。………ゃるよ」
『は?聞こえねぇんだけど!』
「行ってやるよっつてんだよ!」
『ぶわはは!え?何?キレてんの?カルシウム足りないんじゃね?!(笑)』
「ふっ。かもね」
ブチっ―――
ケータイを
乱暴に切って
ポケットに突っ込む。
「うっといしい…!」
教室へと急ぐ…