輝り道‐ヒカリミチ‐


「なぁ、もしかして。最近引っ越して来た?」

トラック見たのかな~
そう思って
「うん。そうなの昨日来たの。トラック見たの?」
ってきいたら
かえってきた言葉は違って

「ううん、ちがうねん。言葉がさ、へんやったから…あ、ちゃう…えと…ごめん///」

「あ、気にしないで。私、関西弁とかしゃべれないからさ。東京から来たんだよ。」

「へぇ!すごい!いいなぁ!琴理、関西から出たことないねん…。だから、関西のことは何でも聞いてやぁ~♪詳しすぎるで♪」

そのあと
琴理とは30分ぐらい話こんだ…
それが原因で
かえってきたら
お母さんに怒られてしまった…

当たり前だ…
でも
この町で初めて友達ができた。
琴理ちゃん。
可愛い子。
多分…年下だろうなぁ…。
幼かったし。
小さかったし。
年聞くの忘れてたけど。

年下だと思ってたのに
次の日学校に行くと偶然にも同じクラスでビックリした。

「あ、昨日の…♪」
「そうだよ、私、松村奈々緒。自己紹介忘れてたね。同い年だったんだ~!」

「そうみたいやな!よろしくな~♪琴理の名字は如月やから~☆」

それから琴理とは毎日遊んで
今までで一番の友達になった。


…もちろん今も
一番の友達である。

琴理が私に
勉強を教えてくれたから
この高校に入れたのだ。

本当に感謝してる。

「琴理~、勉強教えてくれてありがとう。」

「は?!お礼言うのはこっちの方やし。奈々緒、琴理と同じ高校選んでくれてありがと~♪勉強お疲れさぁんやな☆」

「そうだね。しばらく遊べるね~!」
「中学3年間ずっと同じクラスやったし、今年も一緒かな♪」
「うん、ってか、絶対一緒だよ~!一緒以外あり得ないしね☆」
「まぁ~ね♪」

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